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話題の「治験」は副業になる?メリット・デメリットを詳しく知りたい!
新型コロナウイルスが全世界に蔓延してから2年近くが経過しました。
これだけ長い期間の戦いになるとは、当時は予想できなかったでしょうし、想像したくなかったでしょう。
とはいえ、ワクチンや治療薬の開発も進み、戦いのゴールも見えつつあります。
その一連の報道でよく耳にする言葉に「治験」というものがあります。
この治験とは、新しい薬が開発された際、その効果や副作用を調べるために行う臨床試験のひとつで、各機関から承認を得るために行うものを特に治験と呼んでいます。
その前段階でラットなどを使っての実験が行われますが、最終的には人間に効果があるのかを調べなくてはならず、必ずこの治験が行われます。
ご存じの方も多いと思いますが、治験に参加することで報酬がもらえることから、ちょっとしたアルバイトとして人気があります。
ではこの治験を副業にはできないのでしょうか?
治験は高収入というイメージもあり、副業にできる可能性を感じさせます。
その一方、やはり新薬を投与することのリスクや健康被害などの可能性も無視できません。
多角的な視野で、この治験というものを副業にするメリット・デメリットを探ってみましょう。
治験が高収入なのは時間拘束の面が強い!副業とするなら調整が重要!
治験は高収入、ある程度の時間が拘束される、という印象をお持ちの方は多いでしょう。
高収入であることと、時間が拘束されることは、実は密接につながっています。
治験が高収入であることは仕事に危険性があることから、と思われがちですが、実は収入の高さは拘束時間の長さによるものが大きいです。
例えば2泊3日の入院が必要となる治験で3万円の報酬があった場合、1日あたり1万円の報酬となっています。
時給1000円の仕事を10時間するのと、その金額は変わりません。
むしろそれ以上の時間を拘束されているわけですから、逆に割が合わないとも考えられます。
仕事内容としても「寝てるだけ」という印象もありますが、決まった時間に食事をとったり健康データをチェックしたりと、何かと制約も多いです。
10時間働くよりは楽かもしれませんが、決して「何もしなくていい仕事」ではないのです。
その考えからすると、まとまった金額を稼ぐ副業としては、入院が必要な拘束時間が多いものは厳しいかもしれません。
しかし通院するタイプの治験もあります。
ある期間は通院する必要が出てきますが、拘束される時間は短めになることから、副業にするならこちらのほうが合っていると思います。
それでも飲酒や喫煙が制限されたり、食事や運動もある程度制約が設けられることもあるので、自由に過ごすことはできないかもしれません。
それは参加する治験の条件により異なるので、事前に確認しましょう。
副業として治験をするという場合、まずは本業などメインとしているものに影響が出ないことを必ず確認しましょう。
時間的制約や副作用などを総合的に鑑み、影響が大きいと考えられるのであれば副業としては不向きだと思います。
ただ現在ではテレワークなどである程度時間を限定しない働き方も増えているので、時間の制約の部分は都合をつけやすいというケースもあるでしょう。
その場合は案件によっては副業化できるものもあると思います。
おおよその報酬(謝礼とよく呼ばれます)は、入院するものだと1泊あたり1万円から2万円、通院するものだと1回につき5000円~10000円程度が相場です。
もちろんこれより上下することもあり、その内容によります。
治験における副作用リスク!副業にするなら無理のない範囲で!
そして治験に参加するにあたり無視できない、副作用のリスクも考えてみましょう。
基本的には動物による実験などを通し、人間に投与しても問題ないという安全性が確認された新薬が対象となります。
また海外などで既に使われているものが、日本人の体質に合うかどうかを確認するケースもあります。
仮に発症した場合する治療がなされるので、命を脅かすようなケースに陥ることはまずありません。
想定される副作用を超える症状を心配しすぎて、精神的に不安定になってしまうこともあるかもしれませんが、不安であれば事前に担当者や医者などに確認しておくのがよいでしょう。
仮に途中で辞めたくなったら辞められるケースも多いようです。
その場合途中までの報酬が払われるかどうかはどちらのケースもあるようなので、こちらも確認しておくべきだと思います。
ご自身の都合や体調に合わせ、無理のない範囲で治験を副業にしてみてください。
なお以下の仕事はスマホ1台だけで完結する仕事です。
治験中でも、寝て過ごしながらでもできるものなので、さらなる副業にもいいと思います。