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人気番組「世界の果てまでイッテQ!」が炎上?ホタルイカを生で食べる発言?!
謎解き冒険バラエティー「世界の果てまでイッテQ!」という人気番組が炎上していることをご存じでしょうか。
炎上しているのは5月1日放送の「みやぞんが行く!ジャパンツアー in 富山・石川」というコーナーです。
このコーナーは人気芸人のみやぞんが日本の魅力を伝えるコーナーで元々は「世界の果てまでイッテQ!」内で色々なメンバーがやっていたものになります。
その中で富山県名物のホタルイカを生で食べるような表現がありました。
問題となっているのが「海岸に集まるホタルイカをすくい、獲れたてをその場で味わうのだ。」という部分については生食をするのではないかと専門家が注意喚起をしています
ホタルイカの生食は寄生虫の感染リスクがあり危険。
旋尾線虫幼虫移行症といって腸や皮膚を幼虫が這い回る感染症を起こす危険がある。
最低でも虫が死ぬまで冷凍処理する必要がある。旋尾線虫症とはhttps://t.co/ophQym7xg1#イッテQ@itteq_ntv
— Scomb (@Scomb) May 1, 2022
確かにこの発言だけ聞くと生食をしようとしていると思われても仕方ないと思います。
しかし、実際のところは漁港に到着してから調理をするのではないかと感じます。
不適切な表現だったのではないでしょうか。
この件で「世界の果てまでイッテQ!」は炎上していますが、日テレ側は現状謝罪などは出していません。
皆さんはこの件についてどう感じたでしょうか。
ホタルイカの生食が危険な理由は寄生虫の感染リスクがあるため?!
ホタルイカの生食が危険な理由は寄生虫の感染リスクがあるからです。
旋尾線虫幼虫移行症というものがあります。
これは腸や皮膚を幼虫が這い回る感染症を起こす危険があるので生食はリスクがあるので止めておきましょう。
旋尾線虫幼虫移行症については「NIID 国立感染症研究所」の該当ページをご覧ください。
一応ここで簡単に説明しておくと「旋尾線虫幼虫移行症」とは寄生虫が幼虫のまま体内を移動することで色々な症状を引き起こす症候群を幼虫移行症と言います。ホタルイカの場合はその種類として旋尾線虫というのが体内を移動します。
画像を見たのですが正直かなりグロいです。
グロいのが苦手という方は画像検索しない方が良いでしょう。
画像を見ると虫がいるところが赤くなっており細長くうねうねした赤い跡があります。
話で聞くとそうでもないように思えますが実際画像は凄いので旋尾線虫幼虫移行症については非常に怖いと感じます。
同じ寄生虫として有名なアニサキスも注意が必要!
こういった寄生虫の代表格としてアニサキスがあります。
サバやブリなどの魚の内臓に生息するこの寄生虫は魚を取った際にすぐに内臓を処理しないとみの方に移動しています。
そのため内臓を処理しても身にアニサキスが残っていれば一緒に食べてしまう可能性があるんです。
アニサキスを食べてしまうと胃や腸に刺さり食中毒になってしまいます。
ではこのアニサキス対策としてはどういった方法があるのでしょうか。
詳しく説明してきます。
1.目で見て確認する
アニサキスの対処法としては捌く時によく確認することである程度防ぐことができます
白くて細長い糸のような形をしておりうねうねと動いていることが多いので目視でよく確認していたら排除しましょう。
ただし、アニサキスは見えにくいので見逃す可能性もあります。
目視でいないと書くにしてもいる可能性があるという事は認識しておきましょう。
2.冷凍する
冷凍するというのも非常に有効です。
冷凍してしまえばアニサキスは死滅するので安全に食べることができます。
また死滅したアニサキスを食べても食中毒になることは無いので安心してください。
魚介の中でも特に新鮮なうちに食べるとおいしいとされているイカもアニサキスがいる場合があります。
釣りたてのイカを肝醤油で食べるのがおいしいなんて話も聞きますが、アニサキスがいる可能性があるので注意が必要です。
イカの場合も冷凍することでアニサキスが死滅します。
またイカに関しては一度冷凍すると甘みが出て身も柔らかくなるので個人的には冷凍するのがお勧めです。
3.身を細かく刻む
アニサキスは体に傷がついてしまうと死滅するとされています。
そのため魚の身を細かく切ればアニサキスの体にも傷が付き安全に食べることができます。
この2つを上手く合わせた料理としてはなめろうがお勧めです。
なめろうは魚に薬味と味噌を入れて身をミンチになるまで包丁でたたいて食べる料理です。
どんなお魚でもいいですが、アジなどの白身魚を使うとおいしいです。
これならかなり細かくなるのでアニサキス対策としてはかなり優秀な調理法だと思います。
ちなみになめろうという料理の名前の由来は諸説ありますが、もともとは漁師飯で作られておりお皿をなめてしまうくらいおいしいという所からなめろうという名前が付いたと言われています。
アニサキス対策をしたいという方はなめろうを作るのも良いですね。
4.加熱する
焼き魚という形で加熱してしまえばアニサキスは死滅するので不安な人は焼いて食べましょう。
ただし、カツオのたたきのような中が生の状態だとアニサキスが死滅していない可能性もあるのでしっかりと火を通すことをお勧めします。
5.よく噛んで食べる
これも先ほど説明したようにアニサキスは体が傷つくと死滅してしまうのでしっかりとよく噛んで食べることで対策できます。
ただし、これも100%ではないので1~4の方法で対応するのがお勧めです。
よく噛んで食べるは最終手段だと思ってください。
今はお寿司屋さんなどで普通に食べているサーモンも元々は生で食べることができない魚として知られていました。
しかし、その後養殖のサーモンなら生で食べられるという事で回転ずしで出したところ大ヒットとなりました。
サーモンもアニサキスが多い魚として知られていますので生で食べるという事は危険があります。
このように魚の生食には注意も必要です。
魚介類を生で食べる場合は色々注意が必要!リスクを減らすためには加熱するか食べないのが一番!
魚介類を食べる際には色々と注意が必要です。
ものによっては食中毒を起こす危険もあります。
例えば牡蠣なども当たると食中毒になり、危険です。
下記の場合は中身が腐っているパターンや殻に付着している腸炎ビブリオなどで食中毒になる場合もあります。
また牡蠣については亜鉛が多く含まれています。
亜鉛は体の調子を整えたり、味覚障害の防止にも一役買ってくれますが、過剰に摂取してしまうとめまいや頭痛を引き起こすので注意しましょう。
基本的に魚に関しても生で食べるというのはそれなりにリスクがあります。
そのため加熱するのが一番安全です。
もしくは食べないというのも安全対策としては有効です。
例えば、食品メーカーに務める人の中には会社から「出来るだけ牡蠣は食べないようにしてほしい」という会社もあるようです。
これは食中毒やノロウイルス対策の為です。
食べなければもちろん被害は無いのでやはりリスクを考えると食べないのが最も効果的ではないでしょうか。
また、それ以外にも知らない魚は食べない、内臓は食べて良いとプロに言われたもの以外は食さないようにしましょう。
魚の内臓には毒を貯めている場合があるのでむやみに食べないようにしたほうが無難です。
他にも最近だと魚の宅配便に毒をもつ魚が混入してしまったという事件もありました。
そちらについては以前の記事で詳しく説明しているので気になる方は是非ご覧ください。
魚というのは安全なものもあれば危険な魚もあります。
貝類も同様にリスクのある食べ物ですのでどうしても避けたい場合は食べないようにしましょう。
皆さんはこの件についてどう感じたでしょうか。
今回は以上になります。