目次
1.「アナリシスプロジェクト」とは何をして稼ぐものか
2.「アナリシスプロジェクト」の会社情報とは
3.「アナリシスプロジェクト」をもっと詳しく調査!
4.「アナリシスプロジェクト」は信用できる?
5.「アナリシスプロジェクト」まとめ
こんにちは!
今回は「アナリシスプロジェクト」という副業ビジネスを調査していきたいと思います。
先入観を一切もたず、冷静に分析していきます。
高額の不労所得をうたって顧客を集めるネット副業は後を絶ちませんが、実際にそれが本当であった例は記憶にありません。
今回の「アナリシスプロジェクト」には一縷の望みを託したいところでしたが…
残念ながら、「アナリシスプロジェクト」で稼ぐことはほぼ不可能であると判断いたしました。
深く調査していくと、きな臭さばかりが増していき、到底信頼できるものではないという結論に至りました。
その内容を詳しくお話していきます。
「アナリシスプロジェクト」とは何をして稼ぐものか
アナリシスプロジェクトとはどういうものか
最近のIT技術やAIなどを搭載した「投資スマホアプリ」というものが多数登場してきています。
中身をよく知らなくても、ITやらAIやらという言葉があると、それだけで一気に見栄えもよくなり、何か凄いことができそうと思ってしまうものです。
今回の「アナリシスプロジェクト」は、オリジナルで開発した「アナライザー」というスマホアプリを用い、アメリカ証券市場において利益を出し続ける、という内容になっています。
そしてなんと、毎月50万円もの不労所得が受け取れるようになる、というのがこの「アナリシスプロジェクト」の目標ということです。
本当に毎月50万円の不労所得が受け取れるなら、多くの人は働くことをしなくなってしまうでしょう。
ただ投資ですから元手は絶対必要になりますし、万が一のリスク対応も求められることでしょう。
それらの点をどうカバーしているのかを注意深く追っていきたいと思います。
ロボットによる自動取引の採用、そして運用資金ボーナスの特典
この「アナライザー」というアプリではRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)と呼ばれる技術を採用しています。
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とは?
ロボットにより、パソコンなどで行う業務プロセスを自動化する取り組み
決まりきったパソコン業務をロボットが操作するというもので、生産性の向上や人件費の削減などが期待されるものとなります。
「アナライザー」ではその技術を採用し、日本とは異なる時間帯で動くアメリカ証券市場でも自動的に売買を行うシステムを構築している、ということです。
また昨今のロシア・ウクライナ情勢に代表されるように、世界的な情勢の変動があった際に乱高下するのが証券市場の特徴でもあります。
基本的にAIというものは過去データの蓄積からそのタイミングでベターな選択をするものなので、こういった例外的なことがあった際に脆さを見せることもあります。
「アナリシスプロジェクト」では万が一そういうことがあった場合で、プロのトレーダーが常に監視を続け、不測の事態にも対応できるような仕組みを作っているということです。
ここまで見る限り、最新鋭のシステムとプロの目が折り重なった強靭なシステムに思えます。
そして参加特典の中には10万円の運用資金と、運用元本の100%還元ボーナスというものがあります。
先ほど懸念点として挙げた「元手」と「リスク」という部分が、ここである程度解消されることとなります。
ここまで見る限りは、かなりお得な内容になっているようにも思えます。
「アナリシスプロジェクト」の会社情報とは
特定商取引法に基づく表示をチェック
それでは「特定商取引法に基づく表示」を確認しましょう。
これはネット上で商品やサービスを販売するにあたり、法律によって表示が義務付けられているものになります。
どれだけ大手の企業・店舗であっても必ず表示しているものであり、特定商取引法に基づく表示が無かったり内容に不備があったりした場合、その商品やサービスの信頼性が一気に下がります。
「アナリシスプロジェクト」のランディングページを探してみると…
なんと、「特定商取引法に基づく表示」が見当たりません!
個人情報の取り扱い条項をまとめた「プライバシーポリシー」に関しては存在しますが、これでは運営元の内容が一切分からないということになります。
申し込み前に何か質問がしたくてもその窓口すらない、ということです。
参加条件には、「初期の事務手数料として6,800円だけご負担いただく」とあります。
このように料金の支払いなどがある場合、必ず「特定商取引」の表示を行わなくてはなりません。
それがないということは明確な「法令違反」です。
先ほどの魅力的な内容は美辞麗句でうわべだけのものだったのか、という疑念が一気に沸き立ってきました。
「アナリシスプロジェクト」は誰が運営・管理しているのか?
現状で判明していることは「アナリシスプロジェクト」を紹介する人が「高知」という人物である、ということだけです。
読み方が「こうち」なのか「たかち」なのかも、下の名前さえも分かりません。
そしてこの「高知」という人物が過去にどういう経歴があって(資産運用コンサルタントではあるようです)、どういう意図のもとこの「アナリシスプロジェクト」を運営しているのか、一切不明です。
また「プロのトレーダーが交代制で市場を監視する」とあったように、これだけの金額が動くプロジェクトに第三者や企業が関連していないわけがありません。
しかしランディングページ内の動画を見ても、それらしき情報は一切登場しません。
この「アナリシスプロジェクト」に絡んでくる企業とはどういうところなのか、もう少し調べてみる必要がありそうです。
「アナリシスプロジェクト」をもっと詳しく調査!
ホームページの情報は信頼できるのか?
では「アナリシスプロジェクト」のランディングページを深掘りしてみましょう。
「アナリシスプロジェクト」では平均月利が40%、年利換算で480%という数値をたたき出しているということです。
一般には月利5~10%も出せば大成功になるような世界で、月利40%平均というのは考えられない数値です。
それだけの数字を提示するなら、どういう手法が取り入れられるかが大事になってきます。
ただ案の定、その手法は明らかにされていません。
しかしそこが明確にならない限り、にわかには信じられないほどの数字です。
これが本当であれば、多くの投資家やトレーダーから既に注目されているはずなのですが、どうもそういった傾向は見当たりません。
よく分からない人物が紹介する、よく分からない手法による投資法ということになりますが、これで「アナリシスプロジェクト」を信用できる人がいるのでしょうか?
提携先と思われる金融業者に隠された秘密
さて「アナリシスプロジェクト」にはどういう企業が絡んでいるのか、という部分について明確にしなくてはなりません。
ただ運営元がどういう企業・団体なのかというのは、これだけの情報で調べきることは不可能です。
しかし、一点気になる情報を見つけました。
「アナリシスプロジェクト」を申し込んだ後に、「NEXTART」という証券会社の口座を開設する必要がある、ということです。
この「NEXTART」という証券会社について調べてみたところ、財務局のホームページにたどり着きました。
https://lfb.mof.go.jp/kantou/rizai/pagekthp033000182.html
このように、「NEXTART」は2021年に「無登録で金融商品取引業を行っていたことから警告を受けていた」ところなのです。
「アナリシスプロジェクト」と「NEXTART」がどれだけ近しい関係にあるのかは分かりませんが、画像内の注意事項にもあるように、「海外無登録業者との取引において、返金がされない、連絡がつかなくなるなど、詐欺的な投資勧誘が多発」しています。
このつながりが判明した以上、「アナリシスプロジェクト」において信用できる要素は一気に皆無となりました。
稼げる可能性自体はゼロではないかもしれませんが、それ以上に投資以外の要素によるリスクが大きすぎます。
事務手数料やその他費用に関連する金銭トラブルに巻き込まれる可能性も高く、決しておすすめできる内容ではありません。
「アナリシスプロジェクト」は信用できる?
これまでの疑問点を整理
ではこれまでに出てきた疑問点を整理しましょう。
・「特定商取引法に基づく表示」が見当たらない
・「高知」という人物の正体が不明
・破格の月利を生み出す手法が書かれていない
・「NEXTART」の口座を開設する必要があり、その会社は無登録業者として警告されている
特に最後の項目が重要で、危険な業者とつながりがあるという事実は見過ごせません。
そして「アナリシスプロジェクト」の連絡先も明記されておらず、LINEでやり取りが発生したとしても、何かトラブルがあった際に必要な連絡ができない可能性も高いです。
アナリシスプロジェクトのネット上での噂や評判は?
「アナリシスプロジェクト」について、SNS上の口コミを探してみましたが、副業に関する有用なものは見つかりませんでした。
かん口令や口外禁止の取り決めなどあるかもしれませんが、ネット上でその評判が一切書かれていないのは逆に不自然ではないでしょうか。
既に100人もの人に参加してもらっている、にもかかわらずです。
反対にアナリシスプロジェクトが信用できるものかどうかを検証するサイトが見受けられ、やはり結論はほぼ同じものとなっていました。
「アナリシスプロジェクト」まとめ
アナリシスプロジェクトは稼げる可能性が非常に低いと判断!
月50万円の不労所得が受け取れるという「アナリシスプロジェクト」について調べた結果、
稼げる可能性は限りなく低く、金銭トラブル等に巻き込まれる可能性もある危険ビジネス
と判断いたしました。
事務手数料が必要にもかかわらず特定商取引に関する表示がなく、また無登録で警告を受けた金融業者とのつながりが見えることから、安心して利用できるレベルではないです。
詐欺などに遭う可能性も否定できず、到底おすすめできる内容ではありません。
「アナリシスプロジェクト」で稼ぐことはほぼ不可能なので、これをご覧になった皆さんは絶対に登録しないようご注意ください。
これからも、皆さんの副業ライフにお役立てできるような情報を日々発信していきたいと思います。
今後もご愛読のほど、よろしくお願い申し上げます。